兼業トレーダーにオススメのルール紹介
FXを始めとするトレードに携わる方々は、皆さん独自のルールをお持ちです。
それらのルールは人により様々です。
なぜ人それぞれでルールが変わるかというと、誰一人として同じ人間はいないからです。
性格、資金、生活リズム、家族構成などなど、それらが全く同じ人物はいません。
自分の置かれた環境によって、自分に合ったルールを設定することが、FXで安定して勝っていくためには必要だと思います。
今日はその中でも、私のような兼業トレーダーに相性の良いルールをご紹介します。
そもそも、なぜルールが必要なのか?
実際、そのルールを紹介する前に、上記の疑問に正確に答えることは可能ですか?
私が考える答えは、
同じことを繰り返すため
です。一貫性を持つため、とも言えますね。
トレードでは、一回一回の勝ち負けはさほど重要ではありません。
大きな資金に膨らむまで相場に残り続けようと考えている人がほとんどだと思いますが、そのような人はこれから何百回、何千回とトレードを重ねていくことになります。
そのため、勝てるパターン、負けないパターンを見つけ出し、
そのパターンを資金が膨らむまで延々と繰り返さなければなりません。
もしルールがなければ、同じ勝ちパターンを繰り返すこと、あるいは、同じ負けパターンを繰り返さないことが難しくなるのです。
再現性のない行き当たりばったりなトレードは継続できません。
自分の性格や環境において、無理なく繰り返すことのできるルールを設定することが大切です。
兼業トレーダーにお勧めのルール
それでは、本題の兼業トレーダーにお勧めのルールですが、それは
朝の時点で想定と違っていたら決済する
というものです。
これは私も実際に自分のルールの中に取り入れています。
私はデイトレーダーですが、ニューヨーク時間の午前(冬時間であれば23:30以降)にいいポジションが仕込めた場合、OCO注文を入れて朝までホールドすることがあります。
勿論、損切か利食いポイントのどちらかに到達していれば、朝になれば自動的に決済されているのですが、
時にはどちらにもかからず、中途半端な位置で停滞していることもあります。
仮に「下がる」と思ってショートしたにも関わらず、朝の時点でエントリーポイント周辺や、利食い損切のポイントでウロウロしているようなら、決済してしまいます。
そのまま保有する時もありますが、
それはトレンドの方向性だけでなく朝の時点での停滞(ウロウロ)をエントリーの段階で予測できた場合に限ります。
言い換えれば、最初からスイングのつもりで2~3日ポジションをホールドするつもりでエントリーした時です。
このルールを導入する前は、日中の仕事の最中にポジションのことが気になってしまい、仕事に集中できないことがありました。
このルールを導入してからは、仕事中にポジションを持っていることがほとんどなくなったので、安心して仕事に取り組めるようになりました。
もちろん、このルールには次に述べるような欠点もあります。
ルールを守るために必要な「諦め」
このルールを採用すると、本来取れていたはずの利益を取り逃すことが多発します。
なぜなら、この決済方法は、相場に合わせているのではなく、あくまで自己都合による決済だからです。
本来、決済のタイミングというのは相場が教えてくれるものです。
我々トレーダーは、その相場が教えてくれるエントリーポイントや決済ポイントで行動を起こすべきであり、自分の都合や感情で行動を起こすのは合理的ではありません。
このルールでは、利食いポイント手前でウロウロしているポジションを決済した後、東京時間にそのポイントを突き抜けてさらに下落することはしょっちゅうです。
よって、このルールを採用するためには、それらの値動きを諦める必要があります。
すべての値動きは取れないと諦めることで、初めてこのルールを採用し、そして本業に悪影響を与えることなく日々のトレードに取り組むことが可能になります。
私はこれで、本業とFXをしっかりと両立することができるようになりました。
兼業で日中にポジションが気になって仕方がない方には、ぜひともおすすめしたいルールです。
まとめ
トレードは長い人生を通して取り組んでいくものです。
ですので、無理なく続けられるものでなければならないと思います。
本業を抱える方は、一貫した再現性のあるトレードをするために、専業の方にはない工夫をする必要があります。
私のルールが、兼業トレーダーの皆さんのお役に立てれば幸いです。