相場の不確実性を受け入れるということ
「相場の不確実性」
これを心の底から受け入れることが、
相場で勝つには必要不可欠なスキルとなります。
特に初心者の内は、どうしてもこの部分を受け入れることができず、
確実を求めて微損を繰り返し、
結果、大きな損失に繋がってしまいます。
相場の不確実性を受け入れる、とはどういうことなのでしょうか。
前回、相場の7割はほぼランダムな動きをしているというお話をしました。
相場の7割はレンジであり、
そのレンジの中は買い方(ブル)と売り方(ベア)の動きが拮抗して、
力関係が同等、つまり、上がるも下がるも50%の状態になっています。
そして、仮に大きな時間足でのトレンドに乗れたとしても、
そのトレンドの中には小さな時間足でのレンジ相場が度々発生しています。
(チャートで時間足のサイズを変えてみるとよくわかると思います)
初心者の内は、どうしてもこの小さなレンジの動きに翻弄されてしまいます。
デイトレーダーのドル円であれば、
私のルールで相場を見た場合、
このレンジの動き
つまり、さして意味のないランダムな動きは、
大体15~25pips程度の幅に収まります。
つまり、言い換えれば、
長期足がいい感じで反転したところで上手くエントリーできたとしても、
自分の根拠が崩れるまでに、約25pipsほどは逆行されても仕方がない、
ということです。
勿論、なるべく損切は小さくしたいのが人情というものです。
トレーダーの中には、小さなスケールで取引する手法を持つ人がいて、
5pipsとかで損切する手法を持っている人もいます。
しかし、そのような特殊な手法を除いては、
この15~25pips程度の「不確実性」を受け入れ、
自分の決めた根拠が崩れるまではポジションをホールドすることができなければ、
勝てるはずだった勝負から自ら下りることになります。
波の反転を狙い、そしてその波を取りに行く場合、
その中に必ず発生するランダムな動き、不確実な動きは、
仕方がないものとして、受け入れる必要があるのです。
そして、それができたときに始めて、
自分の納得のいくエントリー
納得のいく損切ができるようになります。
完璧を求めてはいけません
確実を求めてはいけません
相場の理解できない動き
それはそういうものだとして受け入れてください。
それが自分の腹に心底落ちたときに、
本当に勝てるトレーダーになれるのだと思います。
今日は少し抽象的な話になってしまいました
明日からは、またトレード日記に戻ります!
では!