FXと長期インデックス投資を平行して実施するメリット
以前、ツイッターで以下のようなツイートをしました。
FXで短期トレードをしていて中々勝てない人は、インデックス投資などの長期投資を並行してやるのもお勧め。
— Seth @ 兼業FXトレーダー (@Seth49287690) 2020年2月4日
長期で積み立てていけば高い確率で将来は資産が増えるので、「早く稼がなければ!」という焦りが消えて、結果、FXの成績も向上します。
まずは積み立てNISAから始めてみましょう。
基本的には、何か物事を上達したければ、
そのこと一つに集中して頑張った方が上達は早いと思います。
勿論、FXもその内の一つで、いろいろな投資商品に手を出すよりも、
一極集中でFXのみに力を注いだ方が上達は早いです。
では、なぜFXと長期投資を平行するべきなのでしょうか。
通常、スポーツや勉強などでは、0を基準として、
練習すればするほど実力がついて、プラスが積みあがっていく感覚だと思います。
スタートが0だとすると、
0 ⇒ 1 ⇒ 2 ⇒ 3 ⇒ 4 ・・・・・
よって、やればやるほど上達を感じられて、楽しく続けることができます。
ところが、FXの成績というのは、仮にトレード時点の資金の基準を0と置くと、
・・・-3 ⇒ -2 ⇒ -1 ⇒ 0 ⇒ +1 ⇒ +2 ⇒ +3・・・
のように、資金がマイナスになってしまうことがあり、
資金がマイナスの状態だと、仮にトレード技術が向上していたとしても、
上達を感じることが難しく、また楽しくもありません。
(本当はしっかり経験を積めば着実に上達しているのですが、
トレード成績がプラスになるまではずっとマイナスを耐える必要があります)
もともとお金を稼ぎたくてトレードを勉強しているのに、
どんどんと資産が減っていくのを耐えるのは辛く、
また、早く稼ぎたいのに思い通りにならない焦りから、
優位性のないところで余計なトレードをしてさらに負けてしまいます。
トレードで勝てるようになるためには、
かなり頑張って勉強して、それなりにセンスのある人で3年はかかると思います。
ちなみに、私は兼業だったこともあるかもしれませんが、
センスもなく、インジケーター収集や聖杯探しで余計な時間を使ってしまい、
まともにトレードができるようになるまで10年近くかかってしまいました。
私がメンタル面の参考にさせていただいているYoutuberのsaiさんも、
10年間負け続けていたそうですので、珍しいことではなさそうです。
【Q&A】視聴者様の質問に答えます!最初の10年間負けていた理由。投資で確実に失敗する方法。投資を始めたきっかけ。投資は独学できるか?株とFXの両立について‥
そこで、FXと平行してインデックスなどの長期投資をする理由が出てきます。
仮にFXで勝てるまでに私やsaiさんのように10年間の時間がかかるとします。
10年間、ジワジワと資金を削られるのは相当つらいものがあります。
しかし、資金が削られている場合は、どうせ大きな資金を入れても勝てないので、
負けを少なくするために少額で取引している人が多いはずです。
(毎月大勝負している人もいるかもしれませんが。。。)
その間、兼業で仕事をしていれば毎月の給料が入ってきます。
お給料の内、例えば毎月3万円をつみたてNISA等を活用して米国SP500連動型の投資信託などに投資して複利運用すれば、
長期で見れば年利平均5~6パーセントが狙えます。
(1年ごとで見ると大きくばらつきがあるので注意してください)
FXで勝てるようになるまでそれを続ければ、
10年の積立額396万円にたいして約115万円の利益が出ます。
(約1.3倍増えています)
そして、FXで十分に勝てるようになってから、それらの資金を投入すれば、
大きく利益を取るようになれますし、
何より、FXで負けている間も資産が増えている実感を得られるので、
焦りの気持ちが少なくなり、落ち着いてトレードにも取り組めます。
これが、長期投資を併用するべき理由です。
長期投資は「時間」を味方につける投資法です。
10年という期間は長期投資派の人々からすると、喉から手が出るほど欲しいものです。
それを有効に活用しつつ、FXの腕を磨いていくのはいかがでしょうか。
当の本人は、そんなことを考え付いたのが、
FXで負け続けて8年目のあたりだったので、
最初からやっておけば良かったと後悔しています・・・(笑)